開催日程・チケット情報
メッセージ
escher × 野老朝雄
小学校低学年の頃、親に連れられて行った西武美術館(「M.C.エッシャー展:不可能なかたち/絵言葉の世界」1976年)でエッシャーの作品に出会いました。その日の夜は興奮して眠れず、買ってもらった図録もそれから毎晩見ながら寝ていたので、角が取れてボロボロになりました。

この展覧会が、自分がエッシャーの世界に初めて触れて大興奮したように、初めて見る子ども達に「こんな世界があるんだ」という新しい世界への開眼につながれば素敵だなと思っています。
現在はネットで目にしただけで、作品を見た気になってしまうことが多いので、生ものの版画を実際に鑑賞するだけでも素晴らしい経験になると思います。

私は建築を学んできたので、建物が描かれている作品の細部をじっくり見ること、子どもの頃は知らなかった背景に隠されている幾何学的な構造を意識しながら見ることをとても楽しみにしています。
野老朝雄
Profile:野老朝雄(ところ・あさお)/ アーティスト
1969年東京生まれ。幼少時より建築を学び、江頭慎に師事。2001年9月11日より「繋げる事」をテーマに紋様の制作を始め、美術、建築、デザインの境界領域で活動を続ける。単純な幾何学原理に基づいて定規やコンパスで再現可能な紋と紋様の制作や、同様の原理を応用した立体物の設計/制作も行なっている。主な作品に、大名古屋ビルヂング下層部ファサードガラスパターン、東京2020 オリンピック・パラリンピックエンブレム、大手町パークビルディングのための屋外彫刻作品などがある。

2016年~東京大学工学部非常勤講師、東京造形大学客員教授 2017年~筑波大学非常勤講師
展覧会応援マーク
今回、エッシャーへのオマージュとして作成した展覧会のマークは、《ベルヴェデーレ(物見の塔)》の登場人物が手にしているネッカーの立方体※をロゴ化したものです。実際に手を動かして作図すると、自ら目の錯覚にグルグルしてしまい、しばらくエッシャーの世界に囚われていました。
※ネッカーの立方体(Necker Cube)…スイスのルイス・アルバート・ネッカーにより1832年に考案された、錯視の立方体。平面図形でありながら,三次元的に立体感を伴って見える。
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《メタモルフォーゼⅡ》1939-1940年

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